こちらで今までの作品を何点かご紹介いたします。
全懐紙に和歌 (万葉集) 一首を散らし書きにしています。
釈文
「若の浦に潮満ちくれば潟をなみ 葦辺をさして鶴 (たづ) 鳴き渡る」
向井去来の俳句一首を扇面に書き、パネル仕立てにしています。
釈文
「春や今水に影ゆく鳥と雲」
金子みすゞの詩 「日の光」 の一節をA4の大きさの用紙に書いています。
釈文
「おてんと様のお使いが揃って空をたちました。
みちで出逢ったみなみ風、
(何しに、どこへ。) とききました。
一人は答えていいました。
(この 「明るさ」 を地に撒くの、みんながお仕事できるよう。) 」
金子みすゞの詩 「日の光」 の一節をA4の大きさの用紙に書いています。
「菊の香や 奈良には古き 佛たち」
渋谷定輔さんの詩を2尺×6尺の紙に書きました。
釈文
「夏の日のひるすぎ 飢えたおれの腹に食い入るようにしみる清快なスイカズラの花のにほひよ 麦刈に疲れたおれはその香りとともにまた一つ 新しい生命を発見した」