せっかく咲いた桜ですが、東京はもうかなり散ってしまいました。でも京都は今がまさに見頃で満開でした。
今日から明日までの一泊で、錬成会があり参加しております。錬成会って?という方がいらっしゃるかもしれませんので説明しますと、書を学ぶために合宿するということです。書を学ぶためですから、自分で書いた作品を持参し、先生方に批評してもらったり、書に関する講義を聞いたり、もちろん現地でも書きます。いつもなら夜中も寝ないで書き続けたりしていましたが、そこは寄る年波でしょうか。前日も持っていく作品を書くために徹夜しており、2日目は徹夜ができずに寝てしまいました・・・。
でも多くのことを学ぶことができ、本当にたくさんのおみやげができました。わたくしは毎年、年に2回(4月と8月)錬成会に参加させていただいておりますが、毎回行って良かったと実感しております。
みなさまもたまにはこのような体験をされてみてはいかがでしょうか。興味がある方、ぜひお問合せください。お待ちしております。
今日は都美術館で行われています「第67回謙慎書道会展」の最終日でしたので、わたくしも自分の作品を見に参りました。もっと早くに行きたかったのですが、このところスケジュールが立て込んでおり、とうとう今日になってしまいました。
上野駅の公園口を出ると、“マナーを守ってお花見をしてください”という趣旨の大きな看板が目につきました。そして上野公園に入ると・・・。そうです!もう桜がかなり咲いていました。ここ数日のぽかぽか陽気も手伝って、公園内は外国人観光客やら親子連れやらでものすごくたくさんの人出で賑わっていました。
三寒四温ではなく、五寒二温くらいの日々が続いていましたので、あまり桜の時期である実感がわかなかったのですが、この週末から来週にかけてが見ごろのピークでしょうね。
今日はザ・プリンス・パークタワー東京で表彰式と祝賀懇親会でした。受賞者と役員の先生方、スタッフの先生方たちで1,000人を超す出席者だったため、広い会場で同じ会の方々を探し出すのも一苦労でした。
今回は秀逸受賞者代表ということで、壇上にあがらせていただくお役目でしたので、久しぶりにかなり緊張いたしました。
本日の受賞者の中には90歳を超す方々もいらっしゃり、このパーティーにも出席されていましたが、みなさんお元気そうで感心いたしました。もしわたくしがそのような年になったときに、きちんとした字を書いていられるかどうか自信がありません。何事も一朝一夕にはかなわぬものですので、今から足腰の鍛錬も含めて精進していかなければ・・・と気を引き締めて帰路につきました。
本日、謙慎書道展の入賞通知が届きました。「秀逸」という賞をいただきました。
思い起こせば3年前のこの時期にも謙慎展は開催されていました。当時会社勤めをしていましたので、3・11の日は帰ることができずに会社で一晩過ごしました。翌日地下鉄が動きだしたので、築地から上野まで移動しましたが、結局電車に乗ることが出来ず、そのまま池袋まで移動しタクシーで自宅まで帰りました。
当時は上野の都美術館が改修工事で閉館しており、謙慎展も池袋のサンシャインの中の文化会館で行なわれておりましたが、さすがに3・11の影響で翌日も閉館となっており、結局この年は展示されている自分の作品が見られないまま終わりました。
あれから3年経ってしまったのですね。本当に早いものです。今年は23日(日)が表彰式と祝賀会ですので、出席させていただくつもりです。
「あかりをつけましょ ぼんぼりに お花をあげましょ 桃の花」
今日は女の子のお祭りですね。わたくしも以前は会社勤めをしておりましたので、会社と家を往復するだけの毎日では、ゆっくりと季節を味わう余裕もなく、もっと大々的なイベント(お正月とかクリスマスなど)でないと、あまり意識もせずに終わってしまっていました。
今はイオンの中のカルチャーセンターに通う日が多いので、ハローウィンやお雛さま、こいのぼり、節分など、季節のディスプレイを目にすることが多く、そういう点で季節を意識することが増えたように思います。
ちなみにひな祭りにはひなあられとともに菱餅を飾りますが、あの3色には意味があるそうです。緑は「健康や長寿」、白は「清浄」、ピンクは「魔除け」を意味すると言われています。ひな祭りは「桃の節句」ともいわれますが、桃には邪気を払う力があると信じられています。女の子の健やかな成長を願うお祭りにぴったりですね。
一週間おこなってまいりました作品展も、とうとう最終日になりました。初日から今日まで、いろんな方にご批評や感想をいただきました。中には厳しいご意見もありましたが、全体的には好意的にみていただけたようだと思います。
ずっと会場におりますので、作品を目の前にしていろいろと考える時間がございます。普段慌ただしくしておりますので、じっくりと作品を振り返ったり、お教室のことを考えたりといい時間を持つことができました。また会場におみえになった方々とのお話もとても参考になりました。しばらくは時間的に余裕がありませんので、作品展も今回で少しお休みとなりますが、次に開催するときにはもっといいものにしたいと思っています。
本当にたくさんの方にお越しいただきまして、ありがとうございました。(合掌)
今日はこの作品展の最高人数の方に入場をいただきました。平日でしたので、お客様の入り具合はどうかな・・・と心配しておりましたところ、区役所にみえた方にお寄りいただいたり、デイサービスの方々にお散歩の途中でお寄りいただきましたので、全部で74名もの方々にご覧いただきました。
その中には86歳のおじいちゃまがいらっしゃいましたが、「誕生日祝いがなかったので、一緒に写真を撮って欲しい」と言われ、金子みすずの調和体作品の前で一緒に写真を撮りました。「いい記念になった」と喜んでお帰りになったのがとても印象的でした。他にもおばあちゃま達が「私この歌知ってる」と「月の砂漠」や「朧月夜」などを作品の前で口ずさんでいらっしゃいました。なんだか懐かしがって喜んでお帰りになりましたので、私も少し嬉しくなりました。
今日はポーセラーツのお稽古で新浦安の先生のお宅まで行ってまいりました。
いよいよカリキュラムも終わりに近づいてきており、今日は卒業制作の途中まで取り掛かりました。昨年7月から始めて、不定期なお稽古でしたが、先生のおかげでここまで進めてくることができました。
お稽古事というのは、先生の力が本当に大きいですね。わたくしはめんどくさがり屋ですし、おおざっぱな性格なので、細かい作業は大嫌いです。でもインストラクターの資格をとるためには、決められた課題をきちんとこなしていかなければなりません。四苦八苦し嫌になりながら進めているわたくしを、温かく励まして引っ張ってきてくださった先生のおかげでここまで進んでこられました。
自分が習う立場になると、先生のありがたさが身に沁みますし、自分も受講生の方を温かく励まし引っ張っていかれるようになりたいと強く思います。
先週末に続き今週末も大雪の見込みです。我が家の前もちょっとした雪国のような景色となっております。まだまだ降り積もる見込みですので、またもや歩くのが大変な状況になることでしょう。
今日は大宮北教室、明日は豊洲のカルチャーの予定でしたが、安全面に配慮して休講となりました。お勤めの方はそうもいかないでしょうから、これから帰宅が大変でしょう。ケガされることなく無事に帰れるといいですね。
天候のことに気を取られておりましたが、今日はバレンタインデーです。せっかくゆっくりと食事しやすい金曜日にあたっていましたのにこんな天候で残念ですね。わたくしも友チョコを用意しておりましたが、会えないので自分で食べちゃおうと思っています。
東京都心では、1969年から45年ぶりの大雪となりました。熊谷では60年ぶりの大雪とか。こんな大雪の日に出かけたくはなかったのですが、今日は大切な展覧会の作品締切でした。そこで、作品が濡れないように厳重にビニールをかけ、渋谷までお稽古に出かけました。
ホームにも雪が積もり、風で雪が吹き付けられるので、電車を待っている間だけでも顔が凍りそうでした。寒いのでブーツで出かけましたが、路上で滑ってしまい、したたかに腰を打ち付けました。でも何とか提出することができました。
今日も明日も大学受験に向う人も多いでしょう。どうしてもはずせない用事で出かける人もいるでしょう。スリップして交通事故も相次いでいるとのニュースも聞きます。みんな無事に帰れるといいなと思います。
写真は我が家の玄関先のミモザの木です。細い枝にびっしりと雪が積もりつつあり、折れないか心配です。寒い中せっかくつぼみを付けたのですから、無事にきれいな花を咲かせてあげたいものです。
わたくしの所属している「笹波会」は仮名の会です。もちろん競書雑誌には漢字・調和体・実用の書など多岐にわたって学べるように課題が掲載されています。しかし、専門は仮名なのです。
そこで公募展などはわたくしも仮名の作品を出品しておりますが、わたくしの作品展などはできるだけ調和体の作品を取り入れるようにしております。調和体とは漢字とひらがな・カタカナで読めるように書かれた作品のことです。仮名はどうしても変体仮名を使うため、書道をされていない方は“読めない”“何が書いてあるかわからない”という状態になります。そこでもっと書を身近なものに感じてもらえるように、“読める書”の調和体に力をいれております。
"読める書”から一歩踏み込んで、自分の知っている詩が書かれていたら、それはもっと楽しいのではないですか?だからよく知られている詩・童謡・唱歌も好んで書いております。書をみて思わず口ずさんでいただけたら幸いです。
イオン幕張新都心店が昨年末12/20にグランドオープンしました。CMもたくさん流れていましたし、クリスマス・お正月と重なったため、相当な人手が予想されたのですぐには行くのを控えました。でもここで4月からカルチャーセンターの本講座が開講予定です。
今日はそのカルチャーセンターの講師向けの写真講座が開催されたので、とうとう行って参りました。
とにかく感想は「・・・ひ、ひろい!」今までにイオンのカルチャーセンターは多数経験していますから、いろいろな店舗もうかがっていますが、その比ではありません。海浜幕張駅からバスで向かいましたが、バスを降りたところはアクティブモールで、そこからファミリーモール、ペットモールを通り過ぎて目的のグランドモールに行かなくてはならず、一層広さを痛感します。
これから2月に折り込みチラシやDMが発送され、3月には体験講座も予定されているので、平日にいろいろ店内を探検してきたいと思っています。
仕事柄、他の方が文字を書いているとついつい見てしまうのですが、ずいぶん驚かされることがあります。それはびっくりするような筆順で文字を書いている方がかなり多いという点です。予想もつかない書き方です。そこで今日は少し筆順について書いてみたいと思います。
漢字は正しく、できるだけ美しく書くことが望ましいです。正しく書くというのは正しい形で、決められた通りの筆順で書くということです。筆順は美しい字が書けるように合理的に決められてあるので、それを守って書くと、字の形が美しく整いやすいのです。
筆順の大原則
①上の方から下の方へ書いていく
②左の方から右の方へ書いていく
③左上から書き始めて右下で書きおさめる
他にも
④まず中心をとってしまうと形がとりやすい字(小・水など)は中心の縦画を書いてから左右を書く
⑤縦につらぬく字(申・事など)はつらぬく縦画を最後に書く。横につらぬく字(母・冊など)はつらぬく横画を最後に書く
など、いくつかのルールがあります。そして筆順は一つとは限らず、二つある字や三つ以上ある字もあります。(“楷行草 筆順・字体字典”より引用)
私は「筆順字典」を携帯し、心配なときには確認するように心がけておりますが、みなさまも一冊手元に置かれてはいかがでしょうか。
年賀状を出していない方から年賀状をいただいた場合は、年賀状を出すのが一般的です。しかし1/7を過ぎると年賀状ではなく「寒中見舞い」として出さなければなりません。年賀状ではないため賀詞は用いず、本文(添え書き)よりも少し大きめの字で「寒中お見舞い申し上げます」と書きはじめます。
今日はこの「寒」という字を取り上げてみます。
まず“うかんむり”の下のはしご状の部分の空間を開けすぎると、字全体が大きくなりバランスが悪くなります。はしご状の部分の空間は均等にしかもつめてください。2本の縦画がくっつきすぎると字が貧相になりますので、そこは狭くならないように気を付けましょう。左右の払いは大きくゆったりと払い、二つの点は払いの中にしっかりと入れ込むようにしましょう。右払いが軽くなりがちなので、最後までしっかりと払ってください。
「まだまだお寒い日が・・・」「寒さ厳しき折・・・」等々、「寒」という字はこの時期よく書く漢字ですので、上記の注意点に気を付けて書いてみてください。